植木鉢 ラスター釉
サイズ 約 内寸90mm×外寸96mm×H60mm

富山県立山市で作陶されている佐藤みどりさんの作品です。

佐藤さんの陶芸家への道は19歳の頃、アメリカのアイオワ州で作陶されていたKeith Rathertさんという作家さんの作品に心を奪われたことから始まっています。
何と作品を見た佐藤さんは、その後三ヶ月間、Keith Rathertさんに直接会いに行き一緒に作陶されたそうです。
残念なことに51歳という若さでKeith Rathertさんは亡くなられてしまったとのことですが、今でもその存在やその時の経験は、佐藤さんの中で大きな財産として在り続けているのだと思います。

その後、愛知県の訓練校で技術を習得し、更に伊賀の谷本洋さんの元で経験を積まれています。
谷本さんの元を離れた後には瀬戸に戻り、陶芸専攻科で再度知識と技術の習得をするという多彩な経験を積まれています。

その後は瀬戸市を中心に活動され、2013年から2019年までお子さまの子育てを経て、現在の立山での活動に至ります。

今回届けて下さったラスター釉の植木鉢は、元々オブジェなどでよく使用していた釉薬で、今回は植木鉢に使用してくれました。
よく見るギラギラとした光り方ではなく、深く落ち着きのあるしっとりとした光を放った作品になっています。

その他にも代表作として白炭化の趣深い作品も作れれていますが、そちらはまた次の機会の楽しみになります。

当店ではまずは植木鉢のご紹介となるので、ぜひ多彩な経験を積まれた佐藤さんの作品を手に取り、富山の地で生まれた作品の温もりを感じてみてください。